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《リヴァーズ・マリー》 ピノノワール “スーマ・オールドヴァイン”(オールドブロック) ソノマ・コースト [2014] Rivers-Marie Pinot Noir Summa Vineyard Old Vine, Sonoma Coast 750ml リヴァースマリーシングルヴィンヤード赤ワイン カリフォルニアワイン専門店あとりえ

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リヴァース・マリーでも高評価を得るカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネですが、アントニオ・ガローニの批評では、「カベルネにも増して最も出来が良いのはピノ・ノワールである。

」とも述べられます。

また、英国デキャンター誌において、「2012年産ピノ」の中で最も高く評価されたワインはリヴァース・マリーのものでした。

(Summa Vineyard, Sonoma Coast：Decanter 96pts) 過去にはすごい内外価格逆転が見られました。

(恐らく日本が世界最安) ここ数年、リヴァーズ・マリーのWA評価は日本向け蔵出しの後に発表されています。

市場価格を大きく左右するパーカー評価ですが、その様な経緯もあっての内外逆転であったかもしれません。

“完全無欠”の称号を欲しいままにする当代ボルドー系醸造家の第一人者 トーマスブラウン 手掛ける先のワインを余すところ無くカルト化させる天下無双の醸造家がトーマス・リヴァース・ブラウン。

(Thomas Rivers Brown) いずれも引く手あまたとなる氏の作ですが、中でもこちらは掛値無しの「買い銘柄」では？氏自らのプライベートワインにして、公表される年産は最少2樽(44ケース)〜。

加えて、ワインアドヴォケイト(WA)からも目を見張る高評価が授けられています。

それゆえばかりでもありません。

今回輸入分の中には、点数では測れぬ意義深く希少価値の高い品が含まれます。

更には価格... パーカー氏による高評価も後押ししてか、ワイナリー公表では既に“Sold Out”。

WEB版アドヴォケイトに目を通すと、オークション出展を始めにことごとくプレミア付加されています。

購入権利を求めウェイティングリストにあまたの希望者が名を連ねるなど、母国でさえ入手困難な激レア品も、例年海外の正規エージェントに対しては一定量の輸出分が確保されるとは往々にしてあることです。

そういった例に該当する一つがリヴァーズ・マリー。

母国の販売ルートは原則として顧客名簿(ML)経由限りとされ、生産の少なさから、4,000名以上が加入を目的に待機すると伝えられます。

(輸入元資料より) 二大批評媒体、ワインアドヴォケイト(WA)とワインスペクテイター(WS)の両誌が、創刊より批評対象とした銘柄数は計50万超。

過去数十年に亘るそれら膨大な数の中から、ロバート・パーカー(WA誌創刊者)とジェームズ・ラウビー(WS誌シニアエディター)の両者が共に確定パーフェクト(RP100／WS100)を献上したワインは、世界を対象としても未だシュレーダー カベルネ CCSと同Old Sparkyの二銘柄のみ。

そのシュレーダーの躍進を語る際に欠かせぬ人物が、ボルドーワイン醸造の当代第一人者であるトーマス・ブラウンであり、その浮世離れの功績は神の領域にも準えられる。

氏の生業はフリーの醸造家。

ナパはオークヴィル地区のマイバッハ(Maybach)、ハウエル・マウンテン地区のアウトポスト(Outpost)でもRP100フルマーク達成。

ジョーンズ・ファミリー(Jones Family)ではハイジ・バレットより、等しくラウンドポンド(Round Pond)ではプランプジャックやシャペレを手掛けたナパの重鎮、ケアリー・ゴットより同職位を承継。

近年NVVオークションを賑わせる高額落札組のアロフト(ALOFT)やキンセラ(Kinsella)も彼の作。

醸造を担う先の一つにおいては特定の業務専用ワインを手掛け、相応に抑制の効いた酒質を醸し出すとは知られざる一面か。

(キアレロ -Chiarello-) 加えて往年の伝説的メジャーリーガー、トム・シーバーのPB等も。

▼ 不離一体の関係にあるシュレーダーへの二大誌評価 【リヴァーズ・マリーとトーマス・ブラウン付記】 リヴァーズ・マリーの命名由来は、トーマス・リヴァーズ・ブラウンとジュヌヴィエーヴ・マリー・ウェルシュ夫妻のミドルネームより。

手掛ける分野は、十八番のボルドー系に加えブルゴーニュ系も。

それらの産地は、前者がナパ・ヴァレー、後者がソノマはオクシデンタル地区にフォーカスされる。

南北40km×東西6kmの狭い中に認められる土壌組成は100種近く。

谷床平坦部を挟むかたちで連なる二つの山並みと、その標高や傾斜に伴う日照時間、向き、角度の違い。

ヴァレーの南北に異なる冷風の影響等々... 例えばそれを一口にナパ・カベルネと称しても、産地特性は多岐にわたり、然るにワインの性格が十把一絡げとなる筈もない。

トーマス・ブラウンを称し、「ナパの様々なテロワールを熟知する人物」とも語られるが、それは、あまたに請われ随所に出向く故のアドバンテージでもある。

それを証すかのように、氏は次のように述べる。

「携わるワイナリーと契約を交わす栽培家。

その関係から密接なコネクションが築かれ、自身の思いに沿う性格の葡萄を選択できる。

」「各生産者の意向に沿うワインを造ってきた経験から、自らの作はより高次元でテロワールを映し出したい。

」その為にリヴァーズ・マリーの各種は過度の抽出が避けられ、葡萄自らが出したい味わいが引き出される。

東海岸の名門ヴァージニア大学出身であるトーマス・ブラウンは、「醸造学の最高権威UCデイヴィス卒」といったよくある事例に重なる経歴を持たない。

ワイン産業に身を置き数年を経た1997年、ジンファンデルで知られるターリー(Turley Wine Cellars)へ参画した折には“ヘレン・ターリーの懐刀”エアレン・ジョーダン(Ehren Jordan)に仕えるなど、主としてその手腕は実地で培われた。

彼のワイン造りにおける特色として、自身が哲学とする「不干渉主義」(“a non-interventionist style”)が挙げられる。

一例としてシヌ・クァ・ノンのマンフレッド・クランクル氏がそうであるように、鬼才と呼ばれる醸造家に度々語られる件でもあるが、それはつまり「人の力量などは自然界の中ではちっぽけな要素に過ぎず、自然の賜物である果実や酵母に向かい合う際には『何をすべきか』の足し算ではなく、『余分なファクターの介在を適宜判断の上、如何にしてそれを回避させるか』の見極め、即ち引き算の考え方」を根底に据えるものとも言える。

天候に恵まれぬ年も多い“かの地”を揶揄してのことか、「意識を『下』(土壌)に向けるばかりがテロワールではなく、それは『上』(空)にもある。

」旨語られる時もある。

加えてそこには「ヒューマン・テロワール」なる言葉も。

「秘めたる自然界の力に委ねることで、結果として息吹を与えられた葡萄は覚醒され、自発的に種々のエレメントを開花させる。

」との考え方こそがそこに合致するものかもしれない。

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